集落による集落のためのシンクタンク

第1回会員向け勉強会を開催いたしました。

8月 28, 2013

地域を支える人材の支援・育成 おこすささえあう

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第1回会員向け勉強会を以下のとおり開催いたしましたのでご報告いたします。
日時:平成25年8月22日(木)19:00~21:00
場所:津山市総合福祉会館 2階第1小会議室 (津山市山北520)
内容:
1.「農地法の基本と最近の農業委員会の動向」
 講師:行政書士 三輪和也さん
2.「介護予防・日常生活支援総合事業について」
 講師:さわやか福祉財団 加藤昌之さん
集落にとって必要な情報を届ける当法人の使命として、岡山県の中山間地域において課題に挙げられることの多い「農地」と「介護」をテーマに取り上げました。
農地については、中山間地域等直接支払制度や農地・水保全管理支払交付金など様々な事業が展開されている農業分野を知るために必要な農地法や農業委員会について、行政書士の三輪和也さんにご講演をいただきました。
また、社会保障国民会議の最終報告とりまとめがなされた介護については、介護予防・日常生活支援総合事業について、(公財)さわやか福祉財団の加藤昌之さんにご講演をいただきました。
当日は新規ご入会の方9名を含む25名の方々がご参加くださりました。
なお、今回の勉強会開催を受けて、岡本会長より当研究所としての今後の対応を提案されました。
1. 農地法について
(1)継続的な勉強会の実施
可能であれば、三輪先生が加入される「美作S・G友輪会」にも協力をいただいて勉強し、当研究所として対応すべき点を見極める。
(2)課題事例の蓄積
当研究所会員、評議員の方より事例を集め、専門家の方とも共有していく仕組みを作る
2. 介護予防・日常生活支援総合事業について
(1)各市町村担当課へのアンケートの実施
本事業への理解、担当部署・機関、対応状況、今後の予定などについて簡単な状況把握のためのアンケートを各市町村に対して実施する。
(2)担い手育成、対応体制に関するプログラムの整理
評議員や執行役の皆様が取り組まれている事業を基にしながら、本事業へ対応していくためのプログラム(担い手の育成、社会参加機会の提供など)を整理する。
Ex.助け合い、居場所、かのさとなどなど
(3)各市町村への提案実施
上記のプログラムやプログラムを実施する前の状況把握、人材育成、意識啓発のワークショップなどの実施について、各市町村への提案を行う。
(4)社会福祉協議会との情報共有の機会設置
本事業について重要な担い手の一つである社会福祉協議会との連携を行うために、取り組みの共有などを行う機会を行う。(連携がある地域より随時)
中山間地域の課題解決に有意義な勉強会を今後も開催してまいりたいと存じますので、奮ってご参加いただければ幸いです。