集落による集落のためのシンクタンク

集落の底力を上げるセミナーの運営をさせて頂きました!

3月 15, 2018

集落・組織の課題解決 美作県民局管内

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春の陽気に包まれた3月13日(火)、美作市市民センター3階において、『集落の底力(組織力)を上げるステップアップセミナー ~お茶でも片手に語ろう~ 』(主催:美作県民局)を、美作県民局管内の13の地域からお集まりの方々はじめ関係者の総勢52名で、賑やかに開催させて頂きました。
まずは参加者同士、和やかにお話いただける雰囲気をつくりましょう!ということで、アメを使ったアイスブレイクを実施。内容は、話しかけるとアメが貰える自己紹介ゲームで、話しかけ上手=地域の営業上手がわかるという仕掛けでした。結果2名が11個獲得(約7分で6個獲得!)で同点優勝だったところで、本番がスタートしました。
各地域が取り組んでいる事例の紹介ということで、美作県民局管内6つの地域の方々より、下記の通り活動事例の紹介をいただきました。日々活動に取り組まれる中での事業内容に関する工夫、組織づくり・運営面に関する工夫をそれぞれの地域から共有いただきました。
・美作市梶並地区…『空き家管理サービス【KAKS】』
・美作市粟井地区…『ハバネロ商品開発』
・美作市上山地区…『助け英田しちゃろう会』
・美作市巨勢地区…『旧巨勢小学校をちいさな自治の拠点に』
・美咲町大垪和地区…『農村レストラン棚田の揚げややまっこの運営』
・西粟倉村大茅地区…『大茅ブランドづくり おおがや米の販売』
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その後は休憩を挟んでグループディスカッション。架空の事例を元に課題と解決策を検討頂きました。その架空の事例として紹介されたのは、ある地域が特産品づくりに取り組むも、資金不足や人材不足、計画不足などから活動が停滞していくという内容で、当日お集まりの地域の実践者の方々からしてみれば、思わず「あるある…」とうなずける設定だったのではないかと思います。活動初期から停滞するまでの流れについて、どの部分が問題でどうすれば良かったのか、を付箋に書き出し分類しながら、「地域で事業をするための鉄則」に落とし込み、各グループ毎に出た意見を発表頂きました。
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鉄則までの落とし込みがスムーズに行ったところもあれば、苦慮されたところもあったようでしたが、どのグループの発表からも、活発なやり取りが行われていたことが伝わってきました。
その後まとめとして、「開墾モリモリ!」の掛け声でおなじみのNPO法人笑顔つなげての代表、曽根原久司氏が著書でも紹介されている地域での活動のコツ①地域の宝の見つけ方②販路開拓の仕方③若者との連携のコツ④起業をする際にいちばん大切なこと、の4点のご紹介、次に高梁市宇治地区のまちづくりの取り組みを、組織再編を踏まえたプロセス設計などの点からご紹介し、グループ内での感想共有を以って閉会となりました

終了後回収させていただいたアンケートからは「早速地域に帰って共有します!」「いろいろな意見に触れて刺激になりました」「○○地区の事例にあった、関係機関との定例会議を実践してみたい」といった、嬉しいご感想を多く頂戴できました。こういった形でのセミナーを今後も開催していきたいと考えておりますので、気になられた地域の方は是非ご参加いただければと思います。
お集まりいただいた皆様、ご協力いただきました関係機関の皆様、この度はありがとうございました!